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ブログ概要

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このブログは自分の頭の中を吐き出すためのものです。
投稿は主に趣味でやっているイラストの一時創作に関することとデュエルマスターズのこと。
初めての方はよければこちらをご覧ください。
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テーマ : 伝えたいこと
ジャンル : 日記

潜在一隅の情

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あらすじ:黎明のリーダーである天は数年前に出会った依月にある日告白を受けるが、気持ちの整理ができないままどうにかごまかしているうちに長い時間が経ってしまった。

―――

 「ねえ、天は私のこと…好き?」
 私は現在、今世紀最大の修羅場を迎えている。目の前数センチの距離で真っ赤に高揚した顔が私を見つめているのだ。
 透き通るほどに紅く輝くその瞳は私を捉えて動かない。見つめられると恥ずかしく思うが、上気した頬を見て依月の性格を鑑みるにあちらの方が緊張していることは想像に難くない。
 状況を整理しよう。
 つい5分ほど前に私は帰宅した。いつものように野良の異形を討伐しろと駆り出されていたのだ。汗だくのまま自室に入った途端に隠れていた依月にベッドへ押し倒されてしまった。
 そしてさっきの質問の意味は勿論《LIKE》ではなく《LOVE》だ。
 実はこれは前々から悩んでいたこと。遡るとなると……3年ほど前だったか。

―――

 ■■年に国の1施設である収容所は《X-U-50》の件を第一次再臨と呼称し、収容の手順・施設を強化したのだが第一次再臨の影響か各地で見られる異形の数が多くなり、各地の収容所では収容しきれないまでになった。
 これまでは異形の発生も凶暴性も殆ど気に置く程度のものではなく、秘密裏に収容・研究をすることができていたのだがどうしても隠し通すことができなくなってしまった。言い方が悪いですが国は開き直ったみたいです。
 当然国民は不安になるが何とか(渋々)納得してくれた。
 その発表とほぼ同時期に私は独りで《黎明》を立ち上げ、非公式的にだが主に異形関係の依頼を受ける活動を始めたのだ。

 本題はここから。
 2年後の初春に国から正式に活動を認められ、支援を受けることとなる。
 鎮圧のために毎日のように奔走している中で【背中から小さな桜の木が生えた白兎】を偶然にも助けたことで懐かれてしまった。
 弱い根源の異形だ、すぐに自然消滅してしまうのだろう。どうせ自然消滅するくらいなら…
 私は異形を殺すことに躊躇を感じなかったが、何故かどうしても殺すことも放っておくこともできずに収容所へ引き渡した。

 さらに1年後のある日、私の元へ訪れる存在があり私はそれに対応した。
 少し赤味がかった黒く短い髪、紅い目を持つ少女、身長は私より少し低い程度だがほとんど変わらないろう。
 面識はないはずだが何故か向こうはこちらを知っているようで、とても目を輝かせていたのが印象的だった。
 とりあえず家に上げて話を聞く。――名を依月と言い、さらに話を進めると1年前に収容所へ送ったあの兎の異形だった事を知る。
 つまり、彼女は私を追ってここまで来たのだ。

―――

 ここからの詳細は省くが、結果を言うとあちらは私をかなり好いており、黎明に加入し活動を手伝ってくれることとなった。
 手伝ってもらえることはとても喜ばしいことなのだが悩みの種も生まれてしまった。というのも、有り余った愛情を私にぶつけてくる若しくはアピールするようになったのだ。
 それは最初、一大決心のような、例えるならラブコメでよく見るような夜の橋の上――という感じだったのだが、私はそちらに関しては初心なものですぐに答えを出すことができなかった。断ってしまうと活動に支障が出ることは目に見えている。
 実際、依月のことは嫌いなわけではない。どちらかというと好きであるのだがそれは【仕事のパートナー】として区切りをつけていたためである。
 それでいて心の奥底ではもどかしい気持ちが残っている。回答に困り返事をごまかしているうちに2年が経過してしまった。
 ここ1年ほどは何か諦めたかのように言葉で訴えるのはやめていたが、押し倒されたのは今回が初めて。
 非常事態に陥っても頭はフル回転するのだな。改めて人間の構造は不思議だと実感する。

 依月の背後からは絶えず桜の花弁が生成されている。興奮具合は計り知れない。
 お互いの緊張を解き、冷静に物事を判断したい。
 「――どうしたんだ依月。急に。」
 「分かっているくせに。」
 彼女は小刻みに呼吸をしながら、自身を精一杯落ち着けようとしながら言う。
 「貴方―――最近――いや、ずっと私を避けていたでしょ。」
 声が僅かながら震えている。
 「…悪かったよ。」
 「私ずっと一人で怖かった。今は少し人が増えて、ここが私の安心できる場所になった……」
 肩を震わせ、今にも泣きだしてしまいそうだ。
 「でも!私の心には何もないの。寂しさを掻き消すために私は愛を伝えたい。愛されたい。」
 1粒のしずくが私の頬を湿らせる。
 「幼稚で自分勝手な言い分なのはわかってる……。私の本能はもう止まれない。」
 腹を決めたのかキリっとした表情で囁く。
 「何度でも言う。でも聞くのはこれが最後。私は天のことが大好きです。貴方は…どう思っているの?」
 彼女はその哀しい気持ちとは裏腹に笑顔だった。
 私はそれを見続けることしかできなかった。

―――

 私の意志は固まっていた。
 《寂しさ》を根源とするこの子の私を想う気持ちは本物。無下にすることはできない。しっかりと受け止めてあげたい。
 なのに私はまだ悩んでいた。一寸先も見えない霧の中を彷徨っているような感覚。
 愛というものはとても脆いものだ。熱くもなりやすいし冷めやすい。その葛藤の中でいつの間にか潰れてしまうのだ。
 私の曖昧な答えで彼女を壊してしまうのが怖い。愛は重ければ重いほど冷めやすく、軽ければ軽いほど熱くなりやすい。
 この2人で言うとお互いがその両端にいることになる。私は依月を愛し続けられるだろうか。

 いや、その考え方は駄目だ。
 通常の感情と愛というものを別の感情として切り捨てるから駄目なのだ。
 彼女と過ごすその日々を、その関りを愛と形容する。

―――

 「依月。」
 私は手を彼女の背へ回し、強く抱き寄せる。
 「あっ――」
 頬に触れるその黒く美しい髪はとても落ち着く匂いがした。
 彼女の鼓動が私にも激しく伝わってくる。
 「長く…いや永く答えを出せなくて申し訳なかった。」
 鼓動が激しさを増す。
 「私は君の愛に応えたい。君を全力で受け止める。」
 そういうと彼女――依月は声を殺してボロボロと泣き出す。
 胸で丸くなっている小さな存在をより大きな力で包容する。
 「私はこの気持ちにケジメをつけることが出来なかった。君と過ごす2年という時間はとても長く感じたんだ。日に日に増すこの気持ちをどう扱ってよいのかわからなかった。それで君を傷つけてしまった。何度でも言おう。大好きだ。」
 震えながらも私に聞こえる声で
 「嬉しい―――ありがとう――。」
 と言うと力なく横たわった。

―――

 どれだけの時間がたっただろうか。5分のような短い時間だったのかそれとも何時間も続くようなものだったか。依月は泣きつかれたれ緊張が解けたのもあるのだろう。丸くなって眠っている。その表情はとても穏やかでかわいらしい印象を受ける。
 動物的な可愛げがあるところは彼女に惹かれたところだ。
 「可愛いなお前は。」
 兎を愛でるように頭をなでていると、どこからか視線を感じる。
 ふと戸の方を見ると、どこから嗅ぎつけたのか神凪と白昼夢が戸を1寸ほど開けてジーっとこちらを見ていた。
 その目はなにか懐疑的だが何か期待しているような輝きを放つ。
 「……!」
 恥ずかしいことをしていると自覚し、必死に抵抗する。きっとこれ以上ないくらい真っ赤な顔をしていたに違いない。
 二人をなんとか追いやると、変な汗がどっと出た。
 「はぁ……今日はいろんな意味で疲れた。私もまだまだ甘いな。」
 窓の外には満開の桜が月明りに照らされていた。月に依り添われる様に佇む桜はとても美しい。
 もうそんな時期だったか。
 「おやすみなさい。」
 私はそういうと部屋の電気を消した。

 朗らかで儚い日々はいつまでも続く。

1-D-02【月並みなク=ツァグァ=トゥ】

1-D-02【A Mediocre C-Tsaggua-thu】
月並みなク=ツァグァ=トゥ

第1種の異形で危険度はBlack
根源の領域は深淵。
統率者です。

不規則な模様が刻まれている鉄のような物質でできた直方体とそれを包むように金色と銀色の輪がそれぞれの速度で回転している。
常に地面から直方体の中心まで高さ1mの地点で浮遊しており、そこから高度を変えることは絶対にできない。
未活性状態では常に眼を開けていられないほどの激しい光を放つ。

いずれかの条件を満たすことで活性化状態となり特殊能力を使用する。
・1-D-02の現在の収容室内に死亡者の死体がある。
・新月または満月が出ている。
・室内の気温が30℃以上である。
・不明な条件

1-D-02が活性化状態となっている間はすべて停電状態となり不活性状態に戻るまで復旧できません。
また、活性化状態の1-D-02を視認してはいけません。



・危険度が高いほど強い根源を有する。
 人形へなった異形に危険度BやPのものが多い理由はそういうことなのだろう。

1-E-42【同一乖離性の時空超越】

1-E-42【The Same Estrangement Time Warp】
同一乖離性の時空超越

第1種の異形で危険度はRed
根源の領域は事象。

大人の両手より少し大きいくらいのハシビロコウに似た鳥。遊ぶことが大好き。
右目が青、左目は緑色。

連続した2つの特殊能力を持つ。
①機嫌値が最低になった時にテニスボール程度の大きさの光球をランダムな個数発射し被弾した生物は2人に分裂する。
ここでは被弾した対象を《オリジナル》分裂したもう一人の対象を《1-E-42-α》と呼称する。
《1-E-42-α》は原子レベルでオリジナルと全くの同一個体だが年齢や記憶は少し違いがあるようだ。
《1-E-42-α》は発生後3時間程度で消滅する。

②《1-E-42-α》が生存している時に1-E-42がパニックになると特殊能力を使用する。
《オリジナル》と《1-E-42-α》の間の距離や場所に関係なく、双方が強い引力によって引き寄せられて消滅します。
衝突の際に大きな爆発を起こし甚大な被害を発生させる可能性があるので《1-E-42-α》は即刻処分されるべきです。



・姿かたちや所在が不定な異形たち。
 人間は研究の末、彼らに《領域》と呼ばれる共通因子を発見することになった。
 それが何を意味するのかは誰も知らない。

・異形の根源の強さというものは自身がどう在るかを強く左右する。
 意志が強いほどその脅威も大きくなる。
 それらをランク付けしたものが危険度なのだとか。

X-F-01【誘うオーロラ】

X-F-01【Inviting Northern Lights】
誘うオーロラ

第X種の異形で危険度はBlack
根源の領域は幻想。
統率者です。

大きな黒い帽子とスカートを着用している背の小さな少女。
衣服は古典的な魔女をイメージしてください。
性格はかなり温厚で優しさが目立ちますが、収容違反時や絶期には若干攻撃的な性格となります。

機嫌値が最高の時に危険度R以上の収容違反で自身は収容違反を犯します。
周囲に大規模な雪とオーロラを生成し、映像その他媒体関係なくオーロラを認識した対象は強いパニックになります。



・深淵の底から溢れたような静寂がこの世界を満たした

・意識が保てないほどに寒いはずなのに、暖かい心に全身が包み込まれたのをあなたははっきりと感じた

・誘うオーロラはただただ快楽を求め続ける
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